近年、ネット麻雀や麻雀漫画のプロ対戦記とかで、関東の愚かなルールがメジャーになってしまった。
それを見たり教えられたりした若者は、それが正しいルールだと信じ込んでしまっている。
何故、深く追求しようとしないのだろう?
押し付けられたことを、とことん突き詰めてルールを改正させようとしないんだろう?

中世の一般人は「天動説」が正しいと信じ込んでいた。
教えられた。
本にも書かれていた。
だから、間違ったことを正しいと信じ込んでしまった。
それは、色んな角度から考えることをしなかったから。

「語意」「定義」から突き詰めれば、全国統一ルールができるだろうに?
プロ団体といっても、自分達が勝手に集まって「プロ」と名乗っているだけでしかない。
そんなのが勝手に決めたルールに従う必要は無い!
ネット麻雀も、麻雀を大して知らない者が、ルール設定を出来なくてプロ団体のルールを引用してプログラムしただけのもの。
(中には、4人打ちの四風連打からサンマを三風連打で流局にしたり、三家和からWロンを流局にしたりと無茶苦茶なものもあるw)

自分達で、誰がどんな方向から突っ込んできても、理詰めで論破できるルールを作ってみたらどうかな?



ピンヅモ

ピンフの定義は「加符点の無いあがり」

順子ばかりの面子で両面待ちでも、三元牌とか効き風が雀頭ならピンフにならないのは、雀頭の2符が付くから。
ってことは、ツモった時点で「ツモ」の1翻が付くが、ツモの2符が付くので「ピンフ」という役は消滅するはずだ。
その2符が付くのでピンフのツモあがりでも30符になる。
これを、聴牌形で「ピンフ」で考えて、そこにツモの1翻を足す。

愚かな思考だ!
後述する「ヤカラ完先」を作ったバカと同じで、自分の都合がいいように屁理屈をゴネた結果だろう。

麻雀は、あがった時点での役であり、あがり点である。
ツモ
この場合、基本点20符+8符+8符+4符+ツモの2符=42符で切り上げて50符になる。
あがり役は「ツモ・三暗刻」。
聴牌形で考えるなら、何の役も無く、ツモの1翻を足すだけになるはずだが?
愚かな理屈で「高目取りの原則から、ツモの2符を返上する代わりにツモの1翻を取る」とかって言い出す。
勝手に返上出来るのか〜?

その上、ツモピン20符の計算をするのに、鳴きタンのピンフ形を20符で計算しない。
1000点以下は切り上げて1000点とする」としておけば済むだけなのに、「1000点以下のあがり点は点棒が無いから」とかって屁理屈で誤魔化そうとする。
鳴き三色や鳴き純チャンのピンフ形はどうなのよ?




フリテンリーチ

リーチの定義は「これ以後、欲しい牌をツモってきてもツモ切りします。どこから出てもあがります。安目を積もってもあがりますから1翻付けてください」という宣言。

安目をツモったら、それをツモ切ってダイレクトにリーチを掛けて高目をツモるのを待つとか、 リーチを掛けているのに、出場所とか出る牌によっては見逃し、安目を積もってもツモ切りし、高目を積もってあがれる。
流局になってもチョンボにならない。

これじゃ「リーチの定義」に反しているし、三味線行為に該当するんだから絶対にありえない!
リーチを掛けていないのに伏せ牌をする。
(ノーテンなのに聴牌の振りをして相手を警戒させて回らせるとか、筋を掛けていて死に打ちさせようとする意図があるから)
これは三味線行為になるので禁止する店が多い。
こんなフリテンリーチなんて、三味線行為の極致みたいなものだ!

ヘボが、Top目からマンガンの頭突きをとるか、ハネマンをあがらなければならない時に困るのを、関東のフリテンリーチがあれば簡単になる。
雀歴は長いけど、我慢ができなくて負けていた、「行き当たりバッタリのナマコ親父」も、このルールなら勝率が上がるだろうw
がドラで、でリーチ。
ヤミでの頭突きを取っても5200でTopにはならないからリーチを掛け、Top目からが出たらあがり、それ以外なら見逃し、をツモるのを待つ。

関西のフリテンリーチは、現物以外は出あがり出来る(しなければならない)。
リーチ宣言牌でのフリテンは出来ないので、1順回してからリーチ宣言をしなければならない。(同順ツモとか同順出あがりを極力避ける為に)
この方が、まだ理にかなっている。




形式聴牌

1翻縛りの「あがり役」が無いのに鳴いて形式だけのテンパイにする。
河底が無くなった時点で「あがれる役」が無くなるんだからノーテンになる!

これも、下らんバカが言い出したんだろうな〜?
「テンパイとは、もう1枚くればあがりの状態を言うんだから、テンパイになる!」とか。
役の無い門前テンパイがテンパイになるのは「ツモればあがれる」から。
その点を追求すれば「河底で出ればあがれる」んだからテンパイと言えるってか?
だから、アリアリであっても「偶然役だけのあがりは不可!」とするべき。
昔の、大阪の4人打ちフリーのルールはアリアリだったが、偶然役だけのあがりは不可となっていた。
それに海底ツモはあったが、河底放銃は採用していなかった。
恐らく、ケイテンという下らないことを排除する為だろう。
ここにも、大阪人の麻雀に対する繊細な考察があるってことだ。



久しぶりに2chを見たら、完先スレッドが建っていた。
例によって、ヤカラ完先ルールを唱えているものが居る。
? 西123456789p チー567s
これはあがれないって?

? 西123456白白白  チー567s
これはあがれるんだって?

?のあがり役は「1通」。
?のあがり役は「白」
どちらも手の内に完成されているんだから、当然、あがれる!

手の内で役が出来上がっていて、それのみで上がれるケースというのは、白だの中だの自分の風だのといった翻牌のみと、井出というプロが書いた本に記載されているらしい。 その井出ってのは、お笑いのプロの井出ラッキョじゃないのか〜? そもそも、ローカルルールが生まれた原因を知らないから、自分が教えられたルールが正しいと信じているんだろう。
麻雀は、後輩等の初心者に教えてカモる為のギャンブル。
熟練者は必ず勝たなければ気が済まない。
だから、色んなことにアヤを付けてあがらせないようにした。
始めて対戦するカモがあがったら「それは役が確定していないから完先ではチョンボになる」と。
そう言われた者は、それが正しいと思い込む。
それを今度は、自分が後輩を相手に打ったときに同じように使ってカモろうとする。
それがその連中のローカルルールとして根付いてしまった。
その典型的なのが、小三元と大三元とか、多面待ちの四暗刻単騎待ちがチョンボになるってやつだ。
カモがヤクマンをあがることがどうしても許せなく、「役が確定していないからチョンボになる!」と。
俺らも昔はよく言ったものだ。
西西發發666s777888999pでリーチを掛けた初心者が、9pを引いてカンしてリンシャンから發をツモあがった。
俺は「あ〜・・・もったいない!それは789789789pの順子だから789のどれをカンしてもチョンボになってしまうな〜・・・。」と言うと、他の2人も「もったいないな〜w」と全員でチョンボにしてしまった。

「完全先付け」とは、「(1翻縛りの役を)完全(に)先(に)付け(る)」の省略語。
語意や定義を突き詰めれば、ローカルルールは排除出来る!
「自分の知っているルールは正しいのか?」と疑問を持って考え直す必要がある。 中世の人間は、天動説を正しいと信じ込んでいた。 それは、教えられたことや本に書かれている事を正しいと盲信していたからだ。