サンマは、「テンパイまで」で考えず、
「あがりまで」で考える必要がある。


4人打ちは、「4枚の牌を4人でツモる(4/4)」んだから、失敗しようが上手く行こうが、「ツモあがる」確率が低いので他の3人からの放銃も期待し、確率の高い待ちにしいていたらいいが、 サンマでは、「4枚の牌を3人でツモる(4/3)」んだから、「ツモあがる」確率が高いので、1つの選択ミスによる「結果的」失敗が敗因になる。
を嫌ってを残し、をツモった場合、「結果的」失敗となり、この一手遅れが敗因になる。)
この失敗を「ペン3sより147pにするのは当然っしょ?」と言い訳する者は、サンマでは歯が立たず4人打ちに逃げ込む。
(4人打ちなら、河に2面子切ってしまっていてもあがれることも多々あるが、サンマなら殆どの場合、他者に放銃するかツモあがられてしまう。)
このペン3sを選ぶ基準が「配牌」であり「ツキ」を読むことである。
それが「あがりまで」で考える必勝打法

この(4/4)と(4/3)の違いは、手作り、待ちの選択の段階においても大きな違いとなる。
(4/4)でもチートイツが出来るんだから、(4/3)ならチートイツが出来易いのは当然。
勿論、暗刻になりやすいのも当然である。
このことを思考に入れない者は、両面待ち、ピンフが有利であると大きな勘違いをしてしまう。
からを切って待ちを「いい待ちだ!」と勘違いする。
ここで、「何での姿が見えないんだ〜?」と考えれば、他者に、 もう一人にと持たれていることを想像できるはずである。

ゲーム麻雀や、ネット麻雀しか知らない「麻雀初心者」にとって「あがりまで」で考えるということは、有り得ないことだろう。
だから、半荘毎に「場替え」をするネット麻雀(それも、勝っても負けても懐が痛まない麻雀風ゲームで、初心者に毛が生えた程度の者ばかりで打った、数学的に見ればほんの一瞬程度にも満たない)のデータを元にした打法に頼り、「ツキ」「流れ」は無いと思っている。
(脈絡の無いデータなんて、全くクソの役にも立たないって事が分からないほど、麻雀に対して悩んでいるんだろうけど。ま〜、こんなデータを取ろうと思った者は、リアル麻雀で、負けて負けてどうしようもなくて、「何とか勝ちたい!」と思ってネット麻雀で打ってデータを解析したんだろうけど?もし勝っていたなら、ネット麻雀なんかで無駄な時間を使うより、リアルで打ってお小遣いを稼ぐだろうからねw)
これは、ゲームの攻略本を読んで得点を上げようとする少年達が陥りやすい勘違いのように思える。

また、ネット麻雀で、同じ卓で打ち続けたとしても、一旦卓を出た時点で「場替え」になるんだから、1打のミスから「ツキ」を逃し、どうにもならない「流れ」になるのは経験できないんだから、無いと思うのは当然だろう。

あがれるかどうかの不安から、小学校低学年の算数計算の確率論に頼り、それによってあがれなかった場合に「そんなこともあるが、効率のいいことを続けていたら勝てる」という、「勝ちの大きさ・負けの大きさ」を無視したデジタル思考で己を慰める。
Rの変動は順位のみに依存し、得点の多寡やトビの有無などには影響されません。
(要するに30000点丁度のトップも十万点超のトップもR変動においては同等ということです)
その結果、リアルで打てばテラ負けしてしまう、ネット麻雀のR採点でしか通用しない「ネット雀士」になってしまう。

ノーレート麻雀の戦績で比較→「ゲーム麻雀の順位」と「リアル麻雀の順位」の違い

Top率とか和了率とか、勝ちとは関係無いデータが喜びの対象になってしまうって〜?www
リアル麻雀で勝てるのは「率」じゃなくて「如何に大きなTopを取るか」「如何に点棒を減らさないか」ってこと。
1000点を10回放銃しても、1回12000点をあがればプラス。
Top率1/4でも、3/4のマイナスが小さければ勝ちになるの。
Top率3/4でも、そのTopが小さくて、1/4の負けが大きければ負けになるのがリアル麻雀。

「牌効率のみ・テンパイ即リーチ全ツッパ」で勝てると思うこと自体が偏った思考だと気付かないのは何故なんだろう?
(初心者のバカヅキの原因であり、ツイた時は手が付けられなくなる破壊力があるのは間違いないけど)
4人(3人)で打つゲームで、自分だけが牌効率がいいことをしてあがっていると錯覚しているのでは?
バカでない限り、ある程度打てば、誰もが牌効率のいいことを選択するのは当然。
それでも自分があがれる(Topを取れる)のは「ツキ」「流れ」を掴んだからだと思わないのは何故?
見た目で納得できる、小学校低学年の算数計算と、何の脈絡も無い場面場面を切り取っただけのデータを信じるのは何故?
ギャンブルは、サイコロの1の目の出数が他の目の出数より少ないのが、他の目の出数に追いつくことを予測して、その時に張って勝てるもの。
「サイコロの出目の確率は、毎回が1/6であり云々」との理論で納得してしまう。
1の目が他の目より多く出て、他の目の出数に追いつくという現象が起こるのに。
出目は :
1の目の出現率 : /
計算で表示きないことは「数学的に見れば微細な偏りであって」とか「収束」という言葉で誤魔化されて納得してしまうのは何故?

「あがれば正解!」なんて考えは、あがれる回数の少ない4人打ちならまだしも、サンマでは、あがり方によっては、「ツキ」を逃したり、「他者をツカ」せたりしてしまう。

例えば、親で、ヤミテンで南家から満貫を出あがって喜んでいるが、もし、リーチを掛けていたら南家が回り、ツモあがりをして裏ドラが2枚乗ってハネマンをあがっていたとしたら、
自分は、ー4000点ー{(500円x2枚)x2人}=ー2400円(の儲けそこない)になり、
南家は、ー3000点+(500円x2枚)=+700円(の助かり)で、
西家は、+9000点+(500円x2枚)=+1900円(の助かり)になる。
一番、得をした西家にツキが寄ってしまう。

ま〜、これはあがった後でツモ牌と裏ドラと、他者の手を全部検証しなければ判らないことだが、せめて裏ドラと次のツモだけでも見て判断する必要がある。

単純な結果で判断する初心者は、目に見えた事象、目先の結果だけで喜び、「己の打ち方」「思考法の間違い」を反省できない。
その思慮の浅さから、サンマを「ツキだけの勝負で、麻雀じゃない!」と思い、スカタンをしても大した傷も負わない、安易な老人子供のお遊びの4人打ちに逃げてしまう。

積み込み麻雀を打って「あがりまで」で考える練習をすればいいだろう。

麻雀というものは、「神のプログラム」であって、決して「己の能力であがった」ものではない!

ましてや「出たらポン!」「見たらチー!」と、配牌に左右されて食い散らす打ち方が「腕」?
「卓に玩ばれている」結果で「あがれただけ」なのを「よし〜!」と自分の能力であがったように勘違いし、 自分が「卓に玩ばれている」結果でポンポン鳴いて他者があがったら「ツイてやがる!」とか、自分が「ツイてない!」とか思う(思える)のは何故なんだろう?
その「あがれた」配牌も「ツモ」も、全て「神のプログラム」でしかないはずでは?
(タンヤオばかりの配牌から、国士無双や大四喜に仕上げてあがったのなら己の能力かもしれないけどw)

サンマでは、その「神が仕掛けた罠」が恐ろしい結果を生み出す。

親の配牌
南家の配牌
西家がWを切ったら親が飛びついて鳴く。
南家は、入るはずが無いが入り、タンヤオ・イーペーコーになる高目のが入りリーチして、ドラのをツモ切って、親がポン。 親はテンパイなので突っ込んで放銃してしまう。
そうなってしまうのは「W東だから鳴く」「満貫あるから鳴く」「手が進むから鳴く」という、「初心者」の思考でしかないからだ。
これは、「麻雀を打っている」のではなく「卓に玩ばれている」だけだ。
もし鳴かなかったら、でリーチして、ドラので即ヅモ!

サンマでは積み込みは難しいので、4人打ちでやってみよう!

自分が東か西なら上山に、南か北なら下山にこれを積む。

・鳴きが入って山がずれていたり、対面に角から入るようなら鳴いて自分が角からツモれるように鳴きずらす。
・どうしても呼び込めない時は、上がり放棄してでも鳴きずらして山をバラバラにする。

この時、自分がW東でドラが東だとして、手牌がだったとしても、 角(中)からツモるのなら東が出ても鳴かないだろう?(それでも鳴くという者は、麻雀を辞めた方がいいよ!)

「あがりまで」を考えるなら、ツモ、ツモ、ツモ、ツモ、ツモ、ツモ、ツモで、 で、ツモで四暗刻。

これが対面に入った場合、が2枚になった時点でを切る。(伏せ牌部分は、右からと積んでおく)
何も知らない対面は、喜んで鳴く。
「積み込んでるな〜?」と察知する者なら、「自分が積んだ山で、俺がが2枚になった時点でを切るってことは鳴かせたいんだな〜?その手には乗らね〜YO!w」と鳴かない。

手積みの時代の麻雀の勝敗は「積み込んだ山を読む」ことと、「あがり放棄覚悟で鳴きずらす」にかかっていた。
メンタンピンの3門張のテンパイでも、積み込む者の山にかかったら、積もってきたを残して手を崩し、次にを積もってリーチを掛けて即ヅモをするとか、 リーチが掛かれば、他の3人が協力して鳴きずらしをして即ヅモを阻止しなければならなかった。

これを「神のプログラム」に当てはめて、「神の仕掛けた罠を読み取る」ことが、サンマの必勝打法に繋がるのではないだろうか?

この思考と、観戦データから必勝打法を考案した。

サンマで積み込むなら、
下山
上山 ←ここからツモ



「神の積み込み」を読む。

ツイている(あがった後)は、配牌に素直に打つ→「不要牌は捨てやすい右にある」と読む。
配牌の上の2枚を右にずらして と並べる。
次の配牌を と置き、上の2枚を右にずらす。
これを繰り返して に並べる。
牌を開くと
この理牌は、 と、孤立字牌を(配置順序を変えずに)右に抜くことが重要!
絶対にと並べてはいけない!
(リーチを掛ける)待ちの選択で、配牌からの判断で、右にあったを捨てて待ちにする判断基準が判らなくなってしまうので。

第1捨て牌はW風でも。「不要牌は捨てやすい右にある」から。
ここで「中を鳴いてW東を鳴いて・・」とかって、勝手な構想を立ててしまい、手を遅らせたり、鳴いて(ツイている)山をずらせてしまうから。

この配牌の場合、すでに3対子あるので、ツモしだいによってチートイツになる可能性もある。
当然、チートイツでも字牌から切り出す。 テンパイまでの確率も、ツモあがる確率も、字牌も中張牌も同じだし、切り出しが中張牌なら、字牌も筋も出にくくなるのでツモるしか無いので。
続く












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